編入生の日常@元高専

高専から大学への編入体験についてつぶやきます

単位認定

春から大学に編入される皆さん、編入おめでとうございます!

今回は、大学編入後の生活編第一弾として、単位認定と3回生授業スケジュールについてお伝えしようと思います。

 

私は高専の化学系学科から、阪大工学部応用自然科学科応用化学コースに編入しました。編入前後で専門を変えていない場合の状況であること、出身高専編入先の学科・コースによってかなり異なること、2020年度の状況であることを念頭に読み進めて下さい。

 

 

単位認定のための準備

2-3月ごろに阪大からシラバスを提出するように書面が送られてきます。高専シラバスが冊子の場合は、それを提出すればいいです(紛失した人は早めに探したり先生に相談したりして!!)。

Webシラバスの場合は、印刷またはpdfファイルでの提出になると思います。私は一部Webシラバスを印刷して提出しましたが、教務課との相談次第でpdfファイルでの提出を認められた例もありました。どちらにせよめちゃくちゃ時間がかかるので、早めに取り掛かることをおすすめします。

 

シラバスの提出以外には特にすることはありませんが、編入年度や編入先によっては単位読み替えのための申請書を1科目ずつ作成しなければならないこともあるようなので、お気を付けください…。

 

単位認定

阪大工学部では、主に「教養教育科目」「専門基礎教育科目」「専門教育科目」の3つの分類があり、教養教育科目と専門教育科目は1年次に配当されています。これらについては免除されたため、わざわざ豊中キャンパスに移動して1回生と講義を受けるということはありませんでした。

他大学では第二外国語を履修する必要のあるところが多いですが、阪大工学部では第二外国語は免除されます。

※1年次は学部に関わらず豊中キャンパス、2-4年次の工学部生は基本的に吹田キャンパスで講義を受けています。

 

専門教育科目は卒業までに82単位以上(必修科目29単位、選択科目53単位以上)が必要となります。このうち、37単位(必修科目9単位、選択科目28科目)が認定されました。専門科目の単位読み替えは少々強引に行ってあり、高専での有機化学演習の単位が物理化学演習の単位に読み替えられたりしていました。

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 図中の3年後期分は、履修した単位をすべて取得した場合の単位数です(3/1に成績発表があります)。応用化学コースでは4年次に倫理2単位、卒業研究10単位分を必修科目として履修します。順調にいけば、留年することなく卒業要件を満たせると思います。

 

周りの単位認定の状況 

応用化学コースでは、出身高専・出身学科(生物系、材料系の人もいました)に関わらず、全員同じ単位数を認定していただきました。認定単位数も無理なく進級できる程度だと思います。履修説明会の際に、4年次開講科目(12単位分)以外はなるべく3年次のうちに取り終えるよう指示があったので、計画的に履修しました。

 

工学部の他学科では、出身高専によって認定単位数がバラバラだったり、4回生でも授業を受けなければならなかったりと、状況は人それぞれでした。ただ、3年次に編入させるからには2年で卒業できるように、ある程度配慮は受けられるようです。

 

3年次の授業スケジュール

認定単位数だけ見ても、どんなもんなのかよく分からないと思うので、私の時間割を載せておきます。基本的には週1の講義15回分が2単位にあたります。(演習科目など、例外的に1単位のものもあります)

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左が前期、右が後期の時間割です。1限目開始が8:50で、1コマ90分になっています。応用化学コースに限っていうと、ほとんどの授業が1-3限にあるので、実験日を除き15時ごろに講義が終わる日がほとんどです。

基幹代謝学(前期月曜2限)は応用生物コースの授業で、それ以外はすべて応用化学コースの授業を履修しました。また、量子科学(後期火曜2限)は2年次開講科目ですが、それ以外はすべて3年次開講科目です。

 

単位数を確保できればどの科目を履修してもいいので、自分の興味に沿った科目や院試で必要な科目を優先的に履修すると良いと思います。他学科・他コースの授業も、履修登録時に申請すれば卒業要件の単位数としてカウントしてもらえます。大学の成績はGPAと呼ばれる指標で算出され、そのスコアで院試の推薦・研究室が決まることもあるので、とりやすい科目を先輩や内部生に聞いて履修するのも一つの手かもしれません。

 

履修登録期間後、2回ほど講義を受けた後に、履修登録取り消し期間という機関があります。もちろん履修登録時はシラバスを読んで講義の概要を確認すると思いますが、ガイダンスを聴いて不要だと思った科目は登録を解除できます。
 

最後に

ここまで単位認定について書いてきましたが、一番に言えることは、「先輩や内部生から情報をたくさん入手しよう」ということです。例年どおりであれば、入学式あたりの日程で阪大編入会という団体が新入生歓迎会を開き、そこで編入生活について相談できるようになっているのですが、昨年はコロナのおかげで開催見送りになりました。今年は開催されるといいなという願いも込めてリンクを貼っておきます。Twitterアカウントもあるので、フォローしておけば歓迎会等の連絡は入ってくると思います。

大阪大学編入会【2/17更新】 - atwiki(アットウィキ)

大阪大学編入会さん (@osakahennyu) / Twitter

 

これからも編入後の生活について少しずつ書いていくので、記事にしてほしいことがあればコメントください。

 

勝手なつぶやき

 応用化学コースに限っていうと、編入生に対する先生方の対応がめっちゃ手厚いし、認定される単位数も多い!! 阪大応化への編入、めちゃくちゃおすすめ!! 

旧帝だからといって敬遠せずに、挑戦してほしいです!